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つくるひとのはなし。

2008/06/11 Wed
私が入社したのはしがないちいさなデザイン事務所です。
就職浪人という言葉が使われれていた時代の話です。
夏の暑い時期に似合わないグレーのスーツを着て
重たい作品集を抱えて(A2サイズ)いくつかの会社の面接を受けました。

某印刷会社は
最終面接の社長の前でMacがフリーズ。
たしか、子供パソコン教室(架空)のCMを作りました。
社長がアナログな人で、ノートパソコンを出した時点で不穏な空気。
「・・・・・かえりたーい。これはムリだろー」って思いながらのプレゼン。

落ちました。

それでも広告代理店1社と
製茶会社のデザイン部に内定をいただきました。



が。

どうも違和感を感じて、もう一社受けることにしました。
(つまり、内定を蹴りまして…)
・・・何考えてたんだろう。馬鹿だよ、ホント。若いって怖いっ!


そのちいさなデザイン事務所には、ちいさいながらも、
AD(Art Directer)が2人いて、コピーライターも1人いて。
私は一応デザイナーで採用されたのですが、
イラストレーターやプランナーやコピーライターの仕事もさせてもらえました。
”この夏はデパートでパート!”まさに「音遊」の世界です(笑)

モデルさんのお世話をしたり、高校生にインタビューしたり、
ラジオCMの絵コンテも描いたりしました。(ラジオなのに絵コンテ!)
お客さんにコーヒーを出したり、トイレ掃除もしたり、ね。


・・・・えっと。そういう予感が決め手だったんです。
私はデザインだけやりたいわけじゃない、と。
大きな会社じゃだめだ、と。
それで、その会社に決めたわけです。

(デザイナーは制作チームでは言わば、末端なので、なかなか仕事のコアな部分には関われません。
 ”技術”として使われます。極論ですが)



直に組んでいたのはコピーライターのYさん。
デザインを教えてくれたのは、また別の先輩です。
尊敬するYさんは、私に沢山の事を教えてくれたのですが、
(毎日本を読め。毎日短い文章を書け。煮詰まったら外に出ろ、等々)
一番印象に残っているのは、

「プロとして、きちんとお金をもらいなさい」ということ。

ある夜、私が仕事終わりに友人の為にパンフレットを作っていたら、
「これお金もらってるの?君はプロなんだから、タダ仕事はするなよ」と
いつになく真剣に言われました。

「君だけじゃなく、デザイン界全体の価値をさげてしまうよ」と。

何も言えなかったです。恥ずかしくて。
結局、私なんか遊び半分で仕事してきたんだな…って。ショックでした。


その事を教えてもらえただけでも、
あの時、内定を蹴ってよかったです。
尊敬できる上司ってそう巡り会えるものじゃないですよね。
いい会社だったなあ、って今になってとても感謝しています。
・・・・給料安かったけど。エアコンの効きが悪かったけど。






就職活動中のみなさん 頑張ってください。
内定も大事ですが、ご自身の直感も大事だと思います。

プー子さん風情が偉そうに、ごめんね(苦笑)



テーマ : クリエイターのお仕事 - ジャンル : 就職・お仕事
この記事へのコメント
就職活動中のこと、思い出しました。

私、コピーライターになりたかったんです。
言葉が昔から好きで、広告も好きで。
就職サイトでエントリーしたり、履歴書送ったり、面接受けたり、
でも全然うまくいかなくて。
尊敬するコピーライターの方のいる事務所に手紙を送って、
手作りの作品集持って、弟子にしてください!と頼みに行ったり、
アピールできることになればと、とある出版賞に応募して見事落ちたり。

今振り返って思うことは、
絵に描いたような若気の至り
やり残さないよう行動してよかったということです。
私は言葉の職業につくことはできなかったけれど、
言葉がずっと大切であることには変わりないままです。
新しい道もまた、見つけました。

就職活動中の方がいましたら…
頑張って、もし頑張るのが辛ければ、粘ってください。
夏休み明けから、また状況が変わってきます。

長々書いちゃって、失礼しました。
プー子さんの記事を読んで、たくさん思い出すものがありました。
elle | URL | 2008/06/12/Thu 00:45 [EDIT]
会社も、見合いみたいなもんだよね~。
オヒサシブリデース!
OPです。
私も個人的な仕事は、名刺であれ、年賀状であれ、
おともだち価格でお金もらっています。
お金を払う方も、払うもの払っていないと、
言いたいことを遠慮して言えなくなるんですねー。
もらう方もどんなちょっとしたデザインでも
仕事としてキッチリこなすスタンスができます!

私も転職を繰り返し、職場をテンテンとしていますが、
職場選びは直感、アリですね。
自分が、この場所で働いているイメージができるかどうかです。

プー子さんさんはいい経験をされてますね。
人との出会いも、タイミングも大事ですよね~。

OP | URL | 2008/06/12/Thu 00:53 [EDIT]
どうも、ひばるです。
いい意味で「うわー…」と思いながら読みました。
一次面接で落ちまくり、ヤル気無くして放棄してるとこでしたので。
あーやらなきゃーと。
やる気でました。ありがとうございます!

>内定も大事ですが、ご自身の直感も大事だと思います。
この教訓が役に立つ日が来ればいいんですが(笑)
いや、あんまり笑えないですけど。
自分語り失礼しました~っ
ひばる | URL | 2008/06/13/Fri 00:27 [EDIT]
>elleさん
・・・・本にしてヤングに読ませたいです(笑)
行動力に脱帽!こう…胸が熱くなりましたよ、私も思い出しました!
あの頃の輝いていた私はどこにいっちまったんだ(笑)

そうですねー。
いまならどういう段階を踏めば良かったのか
アドバイスできそうなんですが…。
(でき”そう”ね?”そう”だからね?)
コピーライターって、あの業界でも特殊な職種ですから…
デザイナーやイラストレーターになるより遙かに難しいと思います。
おそらくコピーライターって20代じゃなれないです。
酷な言い方ですが、新卒でコピーライターはありえないです(泣)
長い間、出版や広告の仕事をしていた、
編集や、ライターや、デザイナーや、プランナーの人が、
「コピーライター」って名刺に書き始めるんですよ(笑)
・・・ということで。
elleさん。
いまからでも遅くないんですが?ドーデス???

むしろ、今ですよ、今。
elleさん・・・もったいねいよ、あのネタ達もったいねいよ。
何かの形にして発表したほうがいいよー。
公募でいいのないですか?「公募ガイド」買いにいってください!
はいダッシュ! 脇を締めろ!脇をー!



>OPさん
仕事の鬼OPさん登場です(笑)
オヒサシブリデス おつかれーっす!

ギャラが発生すると単純に緊張感が違います。
そっか。年賀状ももらうべきなのか…
あー ゆるいなー だめだなー 自分!
反省。反省の鬼のプー子さんです。

デザイナーは本来転々としてナンボですよね。
私の先輩は「2年単位で動いた方がいい」って言ってました。
2年はちょっとキツいけど一理あると思います。
(だって慣れるのに1年かかるよ、私…)

職場には恵まれたと思います。
あと、先生運も強いかもしれません。
なんとなくこう…総合して「運」かもしれません!(笑)



>ひばるさん
そうかー 書類選考かー・・・
そういうのあるんですよね、普通(笑)
私どうだったのかな…その辺の記憶が…
たぶん、電話して
「履歴書と作品集もって来て」って言われてましたね。
断られるなら電話口で、
「今年は新卒はとりません」って言われてました。
だから、あんまし がっくっっっとはこないんです。
その点ラクでした。
告白する前に「あ彼女いたんだ…」的なソレです(違)

ひばるさんはいっぱいアピールできるもの持ってらっしゃると思うんです。
だから後は、いかに自分を見せるか、ですねー(先輩風・笑)
そういうの企画っぽく考えればいいと思うんですよ。
私は”自分をどうやったら売れるか”客観的に考えてました。
広告代理店で「一番やりたいのは装丁です」とか言ってたけどね?
完全に失言だけどね?

頑張ってください。
世間話してくる、くらいの、
「美空ひばりさん元気?」くらいのカンジで挑んでください!
プー子さん | URL | 2008/06/14/Sat 22:16 [EDIT]
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